LONDON紀行2015〜Abbey Road Studios〜”夢は突然に”編
それは突然に訪れた。
何気ない日常の中で。
繰り返しのような毎日の中で。
昨夜まで小さく固い、ほんの蕾でしかなかった花が。
突如として可憐に。
柔らかな花びらをつけ満開に咲いたような。
そんな驚きと共に。
「来月アビーロードスタジオで、ロンドンシンフォニーオーケストラとレコーディングだ」
夢とうつつの狭間を漂う感覚。
足元がフワフワしている。
そして震えた。
身体が震えたというより心が震えていた。
ロンドンで、しかもあのビートルズを生んだ伝説のアビーロードスタジオで。
そしてイギリスの最高峰であるロンドンシンフォニーオーケストラの演奏で歌う。
2015年8月、私はミュージシャンとしてこの上ない喜びを感じていた。
日本のミュージシャンとしてこんなに恵まれた環境で歌が歌える日が来るなんて。。。
3曲中、1曲は英語、2曲はラテン語に決定した。
もちろんラテン語で歌うのは初めてだ。
発音の音源を何度も聞いて覚えた。
メロディーに載せると上手く発音出来ない箇所がある。
発音を取るかメロディーを取るか、、、
歌を歌う仕事をしているといつもブチ当たる壁だ。
どうにか工夫して何度も練習し両方がイイ状態に共存できるようにするのもボーカリストの仕事のひとつである。
しかしオーケストラは当日になるまでどんな演奏になるのか分からない。
曲のデモがない状態で歌のテンションをどこに持っていくのか。
自分の歌の居場所に悩む日々。
未知の不安と計り知れない高揚感が同時に心を支配する。
どちらも表裏一体決して離れてはくれない。
不安が勝つか、高揚感が勝つか。
どちらも譲らず、せめぎあったままフライト当日を迎えた。
つづく
とか小説風に書いてみたけどお~っ
次からは普通に戻りまぁ~すΣ(ノ≧ڡ≦)てへぺろ
やってみたかっただけ。笑
ある日のロンドンでのコーディネート✨
次回からはそんなロンドンレコーディング&ロンドンDAYSをUPしていきまぁ~す♡
いつもの如く超気まぐれにねっ
気長におつき合い下さいませ♪