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パリのエッフェル塔の青空の風景

宗教ってなんなんだろう【テロで思うこと】


宗教ってなんなんだろう。

私は人がどの宗教に属しているのかを気にしたことがない。

その人がどの宗教を信仰しているかが重要なのではなく、その人自身を見ることが重要だと思っているから。


私は、私が見て感じたことだけを信じるから。

現に私の友人達は様々な宗教を信仰している。

それに対して不快感を抱いたことは一度もない。


しかし昔から争いの中にはいつも宗教がある。

どの宗教を信仰するかは個人の自由だ。

何を自分の神だと信じるかも個人の自由だ。

私はそんなことで人を判断したりしない。


私には他のどの宗教にも属さない私自身の神がいる。

そう考えるのも私個人の自由だ。


そして誰にもそれを咎める権利はない。


宗教とはそうあるべきものではないかと思う。


自分の信じる神が唯一絶対で、その他の者が信じる神は殺してでも排除しなければならない?

自分の信じる神が本当にそう言っているのだとしたら、その神を信仰するのは考え直した方がいい。

“敵”をつくることで組織をまとめやすくしている独りよがりの者達が”宗教”や”神”という言葉を巧みに使って大義名分にしているだけだ。


私は大義名分という言葉が大嫌いだ。

大義名分を掲げて争いを起こす輩が大嫌いだ。

大義名分が掲げられるとたくさんの人々が死ぬ。

そしてそれは罪のない一般市民だ。

平和に暮らしたいと願い慎ましく生活している人達だ。

ドンチャカやりたい当の本人達は安全な場所で大義名分をどう人々に信じ込ませるか、

どうすれば自分達に利益があるかを画策するだけ。


“敵”が必要なのは誰なのか今一度考えて欲しい。

毎日を平和に暮らしている人々に”敵”が必要ですか?

日々家族の幸せのために働いている人々に”敵”が必要ですか?

未来を夢見て毎日学校に通っている子供達に”敵”が必要ですか?

社会に貢献し余生をゆっくりと過ごしたいと思っている年配の方々に”敵”が必要ですか?

“敵”を必要とし、言葉巧みに”大義名分”を振りかざして洗脳しているのは誰ですか?


宗教の話は友人同士でもタブーと言われるがそんなことはない。

神は唯一ではないから。

人の数だけ神がいたっていい。

友人が信じる神を尊重し、自分の信じる神を信じればいい。

宗教は多数決じゃない。

人に押し付けるものでもない。

“宗教”を利用して物事を思い通りにしたい人達の人形にならないで欲しい。


これは今年の夏パリに行った時に撮った写真。

セーヌ川から見える晴天にそびえるエッフェル塔。

いつ来ても美しい街です。


私はパリで生まれました。

今は旅行でしか来ないけど、自分のルーツでもあるこの街が大好きです。


誰しもが故郷を大事に想い、

誰しもが心に故郷を持っています。


誰しもが大事に想う人がいて、

誰しもが誰かの大事な人です。


だからこそ、それを壊される痛みは誰しもが容易に想像できるはずです。


どうか壊す側にならないで。

壊すことは、守ることにならないから。


自分の大事なものを守ることは、他人が大事にしているものも大事にすることです。

伊藤クリス// SingerSongWriter / Vocalist / DJ / Writer / Digital Creator. Based in Tokyo/Singapore. Italian French & Japanese Mix.

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